かつて、本州から北海道へ渡る為の主役は、青函連絡船でした。
ワタクシも何度もお世話になりました。
青森駅に降り立った途端、連絡船の良い席をゲットしようと、
誰もがダッシュで船に乗り込んだものでした。
いざ乗船したら大広間に大の字に寝転んで我が陣地をゲット。
それから船内レストランで「海峡ラーメン」などをススるのです。
ああ懐かしい。
さてさて、今は無き青函連絡船の風情を偲ぼうと、
「道南自動車」というカイシャのフェリーに乗り込んで見ました。
結論から言うと、やはり飛行機やJRの海底トンネルには叶いません。
もちろんイニシエの連絡船にも。。。
青森駅と一体化していた青函連絡船の乗り場とは程遠いフェリー乗り場までは、
とても歩けたものではありません。
これは下船した函館側も同様でして、共にJRとの乗り継ぎは極めてヤッカイです。
もやは、そういう客には期待していないのでしょう。
近代的なフェリーターミナルには、超高速フェリー「なっちゃん」が横付けされていました。
ケッタイな形のデカい双胴船でして、
すぐにでもクルマを積み込めそうにスタンバっているものの、
業績不振で今では運休中です。
近代的なターミナルで待つ事しばし・・・・
しかし我がフェリーは、ココからの出航では無いとの事。
乗船手続きをすると連絡バスに載せられて岸壁に移動。
ちなみに、バスには我が家しか乗っていません。
待ち構えていたフェリー、極めてチンチクリンぢゃないですか!
「フェリーえさん」と記されたソレは、どうやら貨物船の改造型。
旅客定員80人というコジンマリとした船でして、
客室は事実上1室のみ。売店も何もありません。
ベビーカーまで含む2人の子連れを哀れに思ったのでしょうか。
「お客さん、コチラへ・・・・」
我が家が案内されたのは、なんと個室です。
2段ベットとソファー、洗面所までありまして、
フツーのフェリーならば1等クラスかソレ以上の部屋ですよ。
コレはアリガタく恩恵にあずかりましょう。
ウラブれた航海が、イッキにゴージャスな船旅に早変わり!
ちなみに、入口には「乗務員予備室」と記されていました。
去り行く夏泊半島、津軽半島、そして下北半島・・・・
ソレと入れ替わるように近づいてくる函館山。
初めて北海道を訪れた時のカンゲキが蘇ってきました。
ああ、やっぱり船旅はサイコーです!
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Tracked: 2016-01-31 11:28
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この記事へのコメント
サスケ
おぎひま
確かに、目の前に霞む北海道、
妙に旅愁を誘われたんでしょうね。
今となっては北海道の玄関口は千歳に移り、
かえってローカル都市になってしまった感のある函館ですが、
機会がありましたら是非ともご訪問を。