双子の玉子

我が家の朝ご飯は、納豆と生玉子が基本でして、
ソレを支度するのはワタクシの役目です。
いつものように玉子を割ると・・・・
おおっ、双子の玉子でした。

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双子の玉子に遭遇したのは、ものすごく久しぶりな気がします。
コドモの頃はタマに見かけたような気がするものの、製品(?)の画一化が進んだのか、
とにかく懐かしい限りです。
「おおいっ、双子だぞぉ」
声を掛けると、長男坊とカミさんがやってきて
「わぁ、ホントだぁ」
「こういうの、20年ぶりに見たような気がする」
口々に声をあげました。

ワタクシがコドモの頃、オカズを作っていた母親に呼ばれた事がありました。
「ホラッ、双子の玉子よ」
なんだかソレが、妙に記憶に残っているのです。

その後ワタクシは、ヒトサマ並に親を疎ましく思う時期もありました。
何につけ、両親のやる事が気に入らなくて反抗したり。
ただ、母親を憎らしく思うたびに、あの双子の玉子の光景がアタマを掠めたのです。
世の中の憂いなど何も無かった、少年時代のシアワセな家庭の象徴として。
なんだかそれが、アタマを冷やすキッカケになったりもしました。
そして今でも、母親の思い出として残り続けているのです。
ちなみに、まだ健在です。

ワタクシは、あの頃の母親の年齢を超え、そして自分のコドモと双子の玉子を見つめているのです。
長男坊に、この出来事の記憶が残るのかは判りませんが、
ささやかながらも今はシアワセなんだなぁと、改めて思えた小さな出来事でした。

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双子の玉子、5年ぶり!
Excerpt: 我が家の朝の定番、玉子納豆ゴハンを作ろうと玉子を割ったところ、、、、 おおっ!! 双子ぢゃないですか! 小さい黄身が2個! ちなみに左側が、フツーの玉子です。
Weblog: 放浪者の平日
Tracked: 2013-06-19 09:28