カムイワッカの滝（知床・北海道）

北海道の秘湯露天風呂シリーズ、今回は有名なカムイワッカの滝です。
滝自体が温泉で、滝壺が湯船になっているアレです。
全てが天然の産物で、もちろん脱衣場などありません。

知床半島のウトロ側、道の終点は知床五胡ですが、その少し手前から林道に入り、
デコボコ道を１０キロほど進んだ所に滝の入口があります。
この道、事故や渋滞による自然破壊などが問題化されていましたが、
今ではマイカー禁止になっていて、夏場だけバスが運行されているそうです。

問題の滝に行くのは、その入口から先がタイヘンです。
川を縫うように岩肌を登っていくルートで、岩はヌメヌメのツルツル、
フツーの靴ではアブなく、ワラジが良いようです。
以前は、シーズン中のみレンタルワラジ屋が出ていた事もありました。
崖をよじ登る箇所もあり、ハダシで登る場合は要注意。
岩の合間からチョロチョロ出てくる流れが熱湯だったりするので、これまた要注意です。
実際に転落事故が相次いでおります。

３０分ほどで滝に到着。
あとは勇気を出して、全裸で飛び込みましょう。
ソレが温泉の正しき入り方です。
とはいうものの、そうはいかない婦女子の方々、水着での入浴も注意が必要です。
このお湯、かなぁり酸性度が高いのです。
まるでレモン水のようです。
シブキが入ると、もう目が開けてられない程です。
そんなお湯なので、入浴後は、直ちに水着を洗わねばボロボロになります。

まあ、TVのコマーシャルにも使われた事がある有名なカムイワッカですが、
実は、少し知床岬よりに、もうひとつ似たような温泉の川があるのです。
これぞマボロシの温泉です。
そこを地元の人が案内してくれる事になり、激しくコーフンしたワタクシ。
こちらは大きな滝壺が無いので、コドモ用のプールを持ち込む作戦でした。
結果は雨天の為に中止となりましたが、今でもヒジョーに気になっております。